誰もが安心して働ける職場づくりを目指して。必要なのは、きめ細やかなコミュニケーションです。
工事保全課
遠藤 和也/ KAZUYA ENDOH
1982年入社
誰もが安心して働ける職場づくりを目指して。必要なのは、きめ細やかなコミュニケーションです。
工事保全課
1982年入社
高校卒業後、鴻池運輸に入社して30年以上。クレーンの点検・保守をはじめとした設備工事畑を歩んできた。現在も工事保全課に籍を置く一方で、労働組合の執行委員長として、働きやすい職場環境の実現にも尽力している。
設備保全の道でキャリアを重ね、労働組合の執行委員長に。
高卒で就職してからというもの、鴻池運輸ひと筋で働いてきました。全国に数ある拠点のなかでも、和歌山支店は主要取引先である鉄鋼メーカーでの業務が中核をなしています。私自身は工事保全課に所属し、製鉄所内におよそ150台設置されているクレーンの点検・保守や、エンジニアの指揮・監督といった仕事を通じて、各種設備の安定的な稼働を支えてきました。
長らく現場中心の日々を送ってきましたが、10数年前からは支店の労働組合に執行委員として参加。2年前に委員長を務めるようになって以降は、事務処理や会議への出席など、組合関連の業務を優先させてもらっています。いまでもクレーン保守部門の管理担当の立場からトラブルへの対応指示、検査の立ち会いなどを行う場面もありますが、これらの業務は基本的に部下が代行。彼らの堅実な仕事ぶりには、心から信頼を置いています。
対面のやりとりを通じて、現場の声を吸い上げています。
直接の部下はもちろん、和歌山営業所で働く900名以上のスタッフは、全員が組合員。執行委員長として、誰もが楽しく安全に仕事に打ち込めることを何より望んでいます。腰を据えて働ける職場づくりに欠かせないのは、やはり良好な人間関係。給与や福利厚生など、待遇面の充実を図るためにも、互いに意見のしやすい関係性を築いておくことは、非常に重要だと思います。
そのうえでベースになるのが、日ごろの活発なコミュニケーションです。私も自らの足で各課をまわり、組合の配付物を届けるなど、機会をつくっては現場の組合員と話をするようにしています。「最近、調子どう?」といった何気ない会話からも、職場改善に向けたヒントは得られるもの。あくまで現場に寄り添う姿勢を崩すことなく、その声を丹念に拾い上げ、支店の運営に反映させていくことが、委員長である私の責務だと考えています。
仲間と目的を共有し、ともに達成する喜びを感じてほしい。
職種の選択肢が幅広いことは、大きな魅力ではないでしょうか。和歌山支店は主に8つの課から構成されていますが、それぞれのなかには鉄鋼製品の製造に直接関わる仕事もあれば、ディーゼル機関車を運転する仕事もあります。もちろん、これまで私が取り組んできた点検・保守という道もあります。希望や適性、前職での経験などに基づき、一人ひとりに応じた活躍の場を用意できるのは、取引先との信頼関係があってこその強みです。
周囲と協力しながら、ひとつの目的を達成できることも、巨大なプラントで働くがゆえのやりがいだと思います。私の場合、幾度となくクレーンの突発的なトラブルに直面してきましたが、そのたびに同僚や協力会社と連携して対応。共同作業で大きな仕事を成し遂げる喜びを味わってきました。定年も近づいてきましたが、この気持ちをひとりでも多くの組合員に伝え、職場環境も充実させたうえで、次の世代にバトンタッチしたいですね。
クレーン保守部門の朝会に出席し、当日の共有事項などを確認します。
組合関連の書類作成、関係各所への連絡などを行います。
1時間の休憩を挟みます。
引き続き、事務作業にあたります。
取引先の労働組合が、協力会社を集めて開く会議に出席します。
定時は16時45分です。お疲れさまでした。